Windows:InterSystems製品を2024.2以降にアップグレードする際 スタジオが削除されます
開発者の皆さん、こんにちは。
2023年5月にご案内した記事「2023.2 からスタジオが非推奨となります」でもご案内しましたが、インターシステムズは、IRIS 2023.2のリリースからスタジオの廃止を発表しました。
詳細な非推奨計画は2023年11月にお知らせした記事「InterSystems Studio の非推奨に関するお知らせ」でご案内していましたが、バージョン2024.2のプレビューリリースが始まり現在その計画の最初のマイルストーンに到達しました。
バージョン2024.2 プレビューキット以降、Windows キットにはスタジオが含まれなくなります。つまり、このキットを使用した新規インストールでは スタジオがインストールされません。既存のインスタンスをバージョン 2024.2以降にアップグレードした場合は、インスタンスの bin ディレクトリから スタジオが削除されます。
スタジオをこれからも利用されたい方は、WRC 配布ページから 2024.1 スタジオの独立したコンポーネントをダウンロードできます。独立したスタジオが独自のディレクトリにインストールされるため、Windows上の IRIS インスタンスをアップグレード/追加/削除してもスタジオはアンインストールされません。
スタジオのバージョン2024.1には上位互換性があるため、新しいバージョンのIRISがリリースされるたびに更新する必要はありません。
IRIS 2024.2 のリリース後、最低 24 か月間は WRC 配布ページでスタジオのインストールキットは利用可能ですが、まだVSCodeを試されていない開発者の皆さん、ぜひ利用を開始してみてください。
VSCodeをスタジオのような使い勝手で利用する方法については「VSCode を使ってみよう (2021年4月20日版)」をぜひご参照ください。
現時点(2024/5/10)では、一部アイコンの表示が変わっています。以下の内容に置き換えてお試しください。
- ObjectScriptエクステンションのインストール補足
- 「VSCode を使ってみよう (2021年4月20日版)」の「2.接続するサーバの登録」でご紹介しているときのアイコンが
から
に変わっています。
VSCodeのObjectScriptエクステンション利用方法についてはドキュメントに、またスタジオからの移行時の注意点については「Migrate from Studio」に掲載していますが、開発者コミュニティに日本語記事も豊富にありますのでVSCodeタグの記事もぜひご参照ください。