messages.log に出力される SuperServer failed to start slave server のエラーメッセージについて
これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
09/04/24-14:37:47:260 (2575554) 2 [Utility.Event] ISCLOG: SuperServer Super Server job slave failure ns=%SYS rtn=%SYS.SERVER 09/04/24-14:37:47:260 (2575554) 2 [Utility.Event] SuperServer failed to start slave server
メッセージログ(cconsole.log/messages.log)の上記のようなログは、スーパーサーバ/SuperServer(既定:1972ポート)に対して外部からリクエストがあったが、リクエストに対応する子プロセスの起動に失敗した場合に記録されます。
スーパーサーバへの新規接続に対してスーパーサーバがJOBコマンド(タイムアウトあり)を実行したが、タイムアウト時間内にJOBコマンドが完了しなかったケースなどが考えられます。
通常こちらは 、システムの負荷が非常に高くJOBコマンドによる子プロセスの生成に時間を要してしまったような、OS レベルの問題である可能性が高いです。
運用に支障がないようであれば、そのような状況は一時的であったと考えられます。
子プロセス生成失敗の、さらに詳細な原因は、メモリ上の SYSLOG に残っている可能性があります。
以下の手順で %SYS 上で SYSLOG を実行し、ログを確認することが可能です。
%SYS>do^SYSLOG
Device: C:\temp\a.log <-- ログファイルフルパス
Parameters? "WNS" => <-- リターン
Show detail? No => Y
SYSLOGのログの内容については、SYSLOGログおよびメッセージログ (cconsole.log/messages.log) を用意して頂き、弊社サポートセンターまでお気軽にお問い合わせください。
もし、このようなシステム高負荷が継続して発生し、このサーバに接続しているアプリケーションにも影響がある場合、Jobサーバを構成することであらかじめJOBコマンド用の待機プロセスを用意して、JOBコマンドの負荷を減らすことでエラーを抑制できる可能性があります。
※JOB サーバについて
JobServers
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