既存のネームスペースで、インターオペラビリティ機能を無効にする方法
これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
ネームスペースを管理ポータルで作成する際に、デフォルトでは、『相互運用プロダクション用にネームスペースを有効化』にチェックがついているため、そのチェックを意図的に外さない限り、新規作成したネームスペースは、インターオペラビリティ機能が有効になっています。
この機能が有効であることによる実用上の弊害(パフォーマンス等に影響する)は、特にありませんが、管理ポータル上のクラス表示にこの機能に関連するクラスが先に表示されて、ユーザー作成クラスの表示に余計な操作が必要になる等の操作上の余分な手間が発生する場合があります。
管理ポータル上でこの設定を無効にするメニューは用意されていませんが、以下の手順で無効化することができます。
- 相互運用性ネームスペースの無効化
USER>set$namespace = “%SYS”
%SYS>write##class(%EnsembleMgr).DisableNamespace("FAQ",1)
1
- 管理ポータルより該当のネームスペースの削除
- 管理ポータルより該当のネームスペースの再作成
再作成の際に「相互運用プロダクション用にネームスペースを有効化」のチェックを外す
- 相互運用性ネームスペースの確認
%SYS>w##class(%EnsembleMgr).IsEnsembleNamespace("FAQ")
0; 戻り値 0 であれば相互運用性ネームスペースは無効
- IRIS 再起動後、相互運用性ネームスペース作成時に追加された以下の一時データベースの削除
(IRIS for Healthの場合は、これらの一時データベースの削除は必要ありません)
xxxENSTEMP
プロダクション実行中に作成される一時データが保存されるデータベース
IRIS.Temp.Ens*のグローバルがマッピング
InterSystems IRIS の一時プロダクション・データの格納場所
xxxSECONDARY
相互運用の機能で使用される資格情報を保存するデータベース
^Ens.SecondaryData* のグローバルがマッピング
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