システムを個別に繋ぐ方法とIRISで接続する方法で何が違うのですか?
これはInterSystems FAQ サイトの記事です。
2つのシステムをつなぐだけだったら、わざわざInterSystems IRIS Data Platform(以下IRISと表記)のようなものを仲介させるのは無駄に思えるかもしれません。
ですが、システムの接続は複数システム間に跨るのが一般的です。
そしてシステムの数が増えるにつれ、その接続は複雑になっていき、接続のタイミング、接続プロジェクトの進行管理などが重荷になっていきます。
また各接続は時が経つにつれ変化するのが一般的で、そういうことが起こると双方のシステムにその都度修正が必要になります。
相互依存性が高まるわけです。
また時が経つにつれ各システムが本来持っている機能と接続に関わる処理が混在するケースが多く、変更の影響範囲が多岐に渡ってしまい、 ちょっとした修正でも影響範囲の特定が困難となり、修正作業が膨大になるケースがあります。
IRISを使ってシステム接続を中継させることにより、接続に関する様々な雑用をIRISが担うようになれば、やがて接続の標準化が促進され、各システムには全く変更を加えることなく接続が可能になり、何か変更があった場合にも影響範囲が限定され、その変更作業に必要な工数を最小化できます。
さらに様々なシステムが生成するデータがIRIS上に流れることになるので、その情報を整理して統合データベースを構築することも簡単に実現できます。
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