WriteDaemon Alertが出力される原因について
これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
メッセージログ(messages.log)/コンソールログ(cconsole.log) に以下のようなメッセージが表示される場合があります。
03/22/18-14:27:34:624 (1851) 2 [SYSTEM MONITOR] WriteDaemon Alert: Write Daemon still on pass 320186
このメッセージ出力は、ライトデーモンのデータベースファイルへの書き込み処理の遅延を示しています。
その原因としては、ディスクI/O負荷が高く、そのI/O要求量に対してディスク処理性能が不足していることが考えられます。
ディスクI/O負荷の原因としては以下が考えられます。
- アプリケーションによるデータへの更新や参照処理が集中した
- アンチウイルスソフトのスキャンやデータベースバックアップソフト等によるディスクへのI/O負荷
もしアンチウイルスソフトがインストールされている場合は、「アンチウイルスソフト(セキュリティソフト)のスキャンから除外してほしいリスト」に記述している情報を参考に、InterSystems製品の対象ファイルをスキャンの対象外に設定変更してください。
このメッセージは、InterSystems製品のシステムモニタによりライトデーモンの動作状況が監視され、ドキュメント「システム・モニタのステータスおよびリソース・メトリック」の "システム・モニタのステータスおよびリソース通知" の表のライト・デーモンのメトリックの通知ルールの条件によりアラートと判断されると出力されます。
通知ルールの条件は、ライトデーモンによりデータベースキャッシュ中の更新されたバッファのデータベースファイルへの書き込み処理が設定された閾値(80秒)より長くなった場合です。
以下メッセージの出力以降は、アラートの状態から回復したことを示しています。
03/22/18-14:39:18:541 (1851) 0 [SYSTEM MONITOR] WriteDaemon Alert: Write Daemon completed a pass
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