Toshihiko Minamoto · 9月 7, 2020 記事へ

SAMではアプリケーションに合わせて監視項目を追加することも可能です。
まず、%SYS.Monitor.SAM.Abstractクラスを継承したクラスを作成し、PRODUCTパラメータにアプリ名、GetSensors()メソッドにてSetSensor()メソッドを使用し、メトリックを登録し、クラスをコンパイルします。試しに先日作成した温湿度計のデータを取得するようにしました。

Class REST.Monitor Extends %SYS.Monitor.SAM.Abstract{ Parameter PRODUCT = "temperature"; Method GetSensors() As %Status {    set lastdate=$order(^Temp(""),-1)    quit:lastdate="" $$$OK    set lasttime=$order(^Temp(lastdate,""),-1,data)    quit:lasttime="" $$$OK

    set temp=$lg(data),hum=$lg(data,2)    set now=$horolog    do ..SetSensor("temperature",temp)    do ..SetSensor("humidity",hum)     do ..SetSensor("latency",$piece(now,",")-lastdate*86400+$piece(now,",",2)-lasttime)    quit $$$OK }}

ターミナルを起動し%SYSネームスペースに移動、以下のメソッドを実行します。
(第2パラメータのUSERはREST.Monitorが存在するネームスペース)

%SYS>set status = ##class(SYS.Monitor.SAM.Config).AddApplicationClass("REST.Monitor", "USER")

戻り値の変数statusが1でしたら、正常に登録できています。

登録が終わりましたら、以下のURLにアクセスし、先ほどクラスを作成したホストを選択します。
http://localhost:8080/api/sam/app/index.csp
 

画面右手中央の「View Grafana」をクリックします。

画面上部に以下のようなアイコンが表示されますので、「Add Panel」(赤枠部分)をクリックします。

以下のようにパネルが作成されますので、「Add query」をクリックします。

Queryのメトリックスを指定し、Legend欄にデータのコメントを入力します。

グラフが追加されましたら、画面上方の「Save Dashboard」(赤枠部分)をクリックします。

SAM (http://localhost:8080/api/sam/app/index.csp) にアクセスしますと、新たにパネルが追加されています。

以上です。

Toshihiko Minamoto · 9月 17, 2020 記事へ

Henriqueさん、情報ありがとうございます。
なるほど、1つのネームスペースを追加すると、コード用のデータベースとデータ用データベースを作成したり、RESTのインタフェースを作れるのですね。
いちいちデーターベースを作成しなくても良さそうです。

Toshihiko Minamoto · 10月 9, 2020 記事へ

Henriqueさん、ありがとうございます。

シンプルで見やすいですね!
また、ユーザがそれぞれ見やすい画面を選択できるというのも良いと思いましたsmiley

Toshihiko Minamoto · 10月 19, 2020 記事へ

橋本さん
ご質問ありがとうございます。

nginxがプロキシサーバとして、443番ポートで受け付け、受け付けたリクエストをnode.js ( 3014ポート )と IRISコンテナ( 9091 ポート )に転送されているということでしょうか。
スマホやPCから反応がないとのことですが、nginxのアクセスログにはログが表示されてますでしょうか?
エラーログは何か表示されてないでしょうか?

Toshihiko Minamoto · 10月 26, 2020 記事へ

橋本さん、早速プロキシサーバの設定内容や証明書の作成方法など、簡潔にまとめて頂きありがとうございます!

Toshihiko Minamoto · 12月 16, 2020 記事へ

ありがとうございます。
Prometheousはフリーソフトでシステムの監視を行うソフトウェアで、RESTインターフェースを使ってJson形式で監視データをやり取りしています。アーキテクチャは(https://prometheus.io/docs/introduction/overview/#architecture)を参照ください。

基本的に監視サーバから監視対象サーバのExporterにアクセスし、監視データを取得する仕組みになっており、閾値を超えるとAlert Managerに通知され、メールやSlackなど様々な通知が行えるようになっています。
また、grafanaという視覚化(グラフ表示等)ツールを使って推移を確認することもできます。

監視データの取得については仕様に基づいて様々なハードウェア、OS、ミドルウェアの監視データを提供するExporterが公開されています。(https://prometheus.io/docs/instrumenting/exporters/)
この記事ではCacheやEnsembleのRESTインターフェースでExporterを作成していますが、IRISは標準でPrometheousの監視データを提供する機能が備わっています。
InterSystemsではPrometheousやGrafanaの機能を使用したInterSystems SAMを公開しており、簡単な設定でIRISを監視できるようにしています。
以下の記事もご確認頂ければと思います。
InterSystems System Alerting and Monitoring (SAM)を使ってみました!
よろしくお願いします。

Toshihiko Minamoto · 1月 28, 2021 記事へ

Yamadaさん、こんにちは。
日付を変換されている

set array(key)=$zdh(data,3)

に以下のようにtry-catch文を入れてはいかがでしょうか。

try    set array(key)=$zdh(data,3)catch {   set array(key)=""}

こうすれば、$zdh()関数にてエラーが発生すると、catch文のブロックが実行されarray変数に空文字が入り、処理が継続されます。もし、arrayにエラーメッセージを入れるのでしたら、catchの後ろに例外変数を入れ、そのNameプロパティを代入してください。

try    set array(key)=$zdh(data,3)catch err {   set array(key)=err.Name}
Toshihiko Minamoto · 1月 29, 2021 記事へ

Henriqueさん、ありがとうございます!
早速インストールさせていただきました
1画面でワクチン接種状況が見えて良いですねsmiley

Toshihiko Minamoto · 2月 22, 2021 記事へ

Hiroseさん、コメントありがとうございます。

お作法的にはこちらの記事が正統ではあるのですが、ベースとしていくつかのクラスを作成する必要があり、ちょっとした連携をするには敷居が高いのかなと思いまして、この記事を書いてみました。

また機会がありましたら、試してみてくださいsmiley

Toshihiko Minamoto · 2月 23, 2021 記事へ

データプラットフォームと同じかもしれませんが、個人的には
データベースと言語が一体となったシステム
だと思います。(MUMPSやCachéも同じですが。。。)

データベースと言語が一体となっているので、言語からデータベースの内容を簡単かつ安全、高速に参照、更新できるところが利点だと思います。
また、以前はデータベース=RDBとなっていたので、拒絶反応を示されることが多かったのですが、最近ではドキュメントDBやグラフDBなどリレーショナルでないものもいろいろと出てきているので、少しご理解いただけるようになってきているのでは。と思います。

Toshihiko Minamoto · 2月 25, 2021 記事へ

Hiroseさん
投稿ありがとうございます。
現状、修正は依頼しているのですが、まだ最新のバージョンには反映されていないようです。
将来的には修正されるかと思います。
よろしくお願いいたします。

Toshihiko Minamoto · 2月 25, 2021 記事へ

Amanoさん

投稿ありがとうございます。

ターミナルからの起動ではないので、エスケープシーケンス等正しく表示されない可能性はありますが、
Vscodeでの簡単な設定で、ルーチンやシステム関数の戻り値などをちょっと試すのに便利ですね。
 

Toshihiko Minamoto · 3月 14, 2021 記事へ

Amanoさん、こんにちは。
非同期動作の場合、Serverメソッドを正常終了(quit $$$OK)すると、その後メッセージを受信するとOnClientMessage()が呼ばれます。

Method OnClientMessage(data As %String = "", close As %Integer) As %Status
{
    // メッセージ受信処理
    Quit 1
}

ここで、dataはクライアントから送信されたメッセージが入り、クライアントがWebSocketをcloseすると、closeパラメータに1が入ります。

OnClientMessageの戻り値が1の場合、正常終了とみなされます。
 

Toshihiko Minamoto · 3月 29, 2021 記事へ

Ohataさん
こんにちは。
型(クラス名)を取得するには$classname()関数を使用したり、%ClassName()メソッドを使用します。
例えば、
USER> set a=##class(Sample.Person).%OpenId(1)
でaというインスタンスを作成した場合、
USER>write $classname(a)
Sample.Person
USER>write a.%ClassName(1)
Sample.Person
とクラス名が文字列で返ります。
 

Toshihiko Minamoto · 3月 29, 2021 記事へ

Ohataさん

すみません、instanceof と同等のメソッドとして、%IsA()メソッドがあります。これは、インスタンスがパラメータに指定されたクラスまたはそのサブクラスかどうかをチェックするものです。
USER>write a.%IsA("Sample.Person")
1
よろしくお願いします。

Toshihiko Minamoto · 4月 13, 2021 記事へ

Ohataさん
こんにちは。
頂いたエラーが出力されているTestAsou2というビジネスサービスはEnsLib.RecordMap.Service.FileServiceクラスを利用されているのではないかと思います。
であれば、アラート出力を利用する方が良いかと思います。
まず、以下のようにEns.AlertRequestメッセージを受信するビジネスオペレーションクラスを作成します。

/// アラートデータの保存
Class Util.Alert.StoreAlert Extends Ens.BusinessOperation [ Language = objectscript ]
{
 Parameter INVOCATION = "Queue";
 Parameter SETTINGS = "-AlertOnError";
 Method StoreError(pRequest As Ens.AlertRequest, Output pResponse As Ens.Response) As %Status
 { 
    set ^Log($I(^Log))=$lb(pRequest.AlertText,pRequest.AlertTime
                            ,pRequest.SourceConfigName,pRequest.SessionId)
    return $$$OK
 } 
 XData MessageMap
 {
 <MapItems>
    <MapItem MessageType="Ens.AlertRequest"> 
        <Method>StoreError</Method>
    </MapItem>
 </MapItems>
 } 
}

作成したビジネスオペレーションを追加します。この時、オペレーションクラスには先ほど作成したクラス名、
オペレーション名には「Ens.Alert」を指定します。

最後にエラーを受信したいビジネスホストの設定タブにある「エラー時に警告」にチェックを入れます。
こうすると、各ビジネスホストでエラーが発生すると、Ens.AlertにEns.AlertRequestメッセージが流れ、
^Logグローバルにエラーメッセージ(AlertTextプロパティ)や発生元のビジネスホスト(SourceConfigNameプロパティ)が格納されます。
ラフな説明ですみません。
ご不明な点等ありましたら、ご連絡ください。
 

Toshihiko Minamoto · 4月 20, 2021 記事へ

Ohataさん

ご連絡ありがとうございます。
ちなみに私の手元のIRIS 2020.3で試してみましたところ、アラートメッセージが送られました。
お手数ですが、サポートセンターに問い合わせて頂ければと思います。

Toshihiko Minamoto · 6月 6, 2021 記事へ

Furuzonoさん、情報ありがとうございます。
Windowsマシンで試したのですが、OS認証をONにするのを忘れてハマってしまったので、念のため情報共有しておきます。
OS認証をONにする方法

  1. システム管理ポータルの「システム管理」「セキュリティ」「システムセキュリティ」「認証/ウェブセッションオプション」メニューをクリックします。
  2. 以下のページが表示されますので、「OS認証を許可」をチェックし、「保存」ボタンをクリックします。

     
  3. システム管理ポータルの「システム管理」「セキュリティ」「サービス」メニューをクリックします。
  4. 「%Service_Console」をクリックし、表示されるダイアログにて「オペレーティングシステム」をチェック、「保存」ボタンをクリックします。

あとはWindowsユーザと同じ名前のユーザを作成すれば(インストール時のWindowsユーザであれば自動的に作成されています)、バッチファイルからirisコマンドでルーチンやクラスが起動できました。

Toshihiko Minamoto · 6月 7, 2021 記事へ

Ohataさん、
こんにちは。
cls形式(UDLフォーマット)での出力ですが、ExportUDLメソッドで出力できます。
https://docs.intersystems.com/irislatest/csp/documatic/%25CSP.Documatic…
実際、こんな感じです。
set ret=$SYSTEM.OBJ.ExportUDL("Sample.Person.cls","c:\temp\Sample\Person.cls")
よろしくお願いします。
Create tableで作成されたタイミングでExportということに関しては、
現状、タスクで定期的にクラスをサーチするというベタな方法しか思いつきません。。。
ジェネレータメソッドを持つクラスを作成し、そのクラスを継承できれば良いのですが。。。

Toshihiko Minamoto · 8月 17, 2021 記事へ

Ohataさん
こんにちは。
実際にSourceControlを使っているわけではないのでよくわかっていない部分はありますが、
スタジオやVSCodeで保存した際には、スタジオやVSCodeのフック処理にてSourceControlの処理が実行されるかと思います。しかしImportDirなどObjectScriptのメソッドにはこのような機能がないため、SourceControlの処理は実行されません。
ImportDirメソッドを実行されるということは、その前に特定のディレクトリに.CLSなどのファイルを保存されるかと思います。
その際にSourceControlで使用する作業ディレクトリに保存すれば、SourceControlの処理が実行されるかと思うのですが、いかがでしょうか?
抽象的な内容ですみません。
何らかのヒントになれば幸いです。

Toshihiko Minamoto · 12月 6, 2021 記事へ

Ohataさん
こんにちは。

例えば、$listを使用して、10パラメータずつまとめてExecuteメソッドのパラメータに渡すというのはいかがでしょうか。プログラム例は以下のとおりです。(長くなりますので、途中「...」で省略しています)

    set rs=##class(%ScrollableResultSet).%New()
    
    // Prepare で 60個のパラメータから$listget関数を使って各カラムに分けたものをINSERTします。
    set ret=rs.Prepare("INSERT coltest.test (P0000, ... ,P0599) "
        _" SELECT $listget(  P0,1), ... ,$listget( P0,10) "
            _",$listget( P1,1), ... ,$listget( P1,10)"
                :
            _",$listget(P59,1), ... ,$listget(P59,10) "
            _" FROM (SELECT ? as P0,? as P1,? as P2, ... ,? as P58,? as P59)")
    quit:$$$ISERR(ret) ret

    set ret=rs.Execute($lb("PPP0", ... ,"PPP9")
        ,$lb("PPP10", ... ,"PPP19"), ... 
        ,$lb("PPP590",...,"PPP599"))
    quit ret

Prepare()メソッドでは、60個のパラメータにP0~P59の名前を付けるサブクエリを作り、それをFROM句に指定して$listget関数で分解したデータをcoltest.testテーブルのP0001~P599のカラムにINSERTするSQL文を指定しています。

Execute()メソッドではデータ10個を$listbuild()関数で$list形式に変換し、パラメータとして指定しています。

Toshihiko Minamoto · 12月 16, 2021 記事へ

12/16現在、各製品の調査状況は以下の通りです。詳細はこちらをご確認ください。

以下の製品につきましては、Log4j2による脆弱性があることが確認されました。

Data Platforms Add-ons 
 • InterSystems Reports Server
 • InterSystems Reports Designer 

TrakCare
 • TrakCare Core 

以下の製品はLog4j2を使用していますが、信頼できないソースからのデータ処理には使用されていません。

Data Platforms Add-ons
 • InterSystems Cloud Manager

HealthShare 
 • HealthShare Clinical Viewer (2019.2 ~ 2021.2) 

以下の製品につきましてはLog4j2による脆弱性が無いことが確認されています。

Data Platforms
• InterSystems IRIS
• Caché
• InterSystems IRIS for Health
• Ensemble

Data Platforms Add-ons
• Atelier Integration
• CSP Gateway for CE
• IRIS Studio
• InterSystems API Manager
• InterSystems Kubernetes Operator (IKO)
• ISC Agent
• Legacy .Net bindings
• Legacy node JS binding
• ODBC Driver
• System Alerting and Monitoring (SAM)
• VS Code Integration
• Web Gateway for IRIS
• Zen Mojo

HealthShare
• HealthShare Clinical Viewer (2019.1以前 )
• Unified Care Record
• Care Community
• Personal Community
• Provider Directoryi
• Health Insight
• Patient Index
• Health Connect

Toshihiko Minamoto · 1月 27, 2022 記事へ

Ohataさん
こんばんは。
Ens.Util.LogテーブルのTimeLoggedカラムを見ると、Ens.DataType.UTCとなっていました。これはUTCで保管されているのですが、表示するときにLogicalToDisplay()などでローカル時刻に変換しています。
従いまして、①については、実体としてUTCで保管されています。
②についてはEns.DataType.UTCは表示するときにローカル時刻に変換されますが、キャストしたものは型が異なるので変換されずに表示されるからだと思います。
③についても、WHERE句の条件はUTCで計算されますので、記載されたようにDATEADDで変換するしかなさそうです。
ただTimeLoggedカラムに変換をかけるよりも、指定したパラメータをUTCに変換する方が、DBのインデックスも使用できるので効率が良いかと思います。
  WHERE timelogged >= DATEADD('hh',-9,'2022-01-26')​​

Toshihiko Minamoto · 2月 15, 2022 記事へ

Hashimotoさん
こんにちは。
IRISスタジオだと「他の表示」で表示されたINTコード上で、エラーの行にカーソルを持っていき、
再度「他の表示」をクリックすると対応するソースコードに移るのでなんらかの方法はあるかと
思い、調べてみました。(%SYS.MONLBLで... cheeky)
Internalクラスなので、インターシステムズのサポートは無く、将来的に変わる可能性はありますが、以下の方法で求められそうです。

まず以下のメソッドでエラーのロケーション形式( label+offset^routine )から、INTルーチンの先頭からのoffsetを求めます。

set sc=##class(%Studio.Debugger).INTLine("ClassName.1.INT","zNewMethod",32,.intname,.intline)

で、sc=1の場合、intnameにはINTルーチン名、intlineには先頭からのオフセットが入ります。

次に、以下のメソッドでソースコードのロケーションを求めます。

set sc=##class(%Studio.Debugger).SourceLine(intname,intline,1,99999,1,"USER",.map)

sc=1の場合、変数mapは以下の形式で返ります。

map("CLS",1)=$lb(クラス名,メソッド名,メソッドからの行数,1,ネームスペース)

ちなみに、SourceLine()メソッドの第2~5引数は

startLine, startPos, endLine, endPos

となっており、どうもエディタ上で選択した範囲を入力すると、それに対応するソースコードの範囲を計算してくれるようです。

その場合、変数mapはこんな感じになります。

map("CLS",1)=$lb(クラス名,StartLineのメソッド名,StartLineのメソッドからの行数,startPos,ネームスペース)
map("CLS",2)=$lb(クラス名,EndLineのメソッド名,EndLineのメソッドからの行数,endPos,ネームスペース)
Toshihiko Minamoto · 3月 2, 2022 記事へ

Hiroseさん

こんにちは。

Ohataさんが紹介されている記事にあるDjango-irisを使ってDjangoからIRISのDBを使うことができました。
(Pythonコンテスト1位でしたね!)

手順はこんな感じです。

1. IRISインストール

記事の中にあるように、IRIS 2022.1のプレビュー版が必要ですので、ダウンロードし、インストールします。  

2. Pythonインストール

Python 3.10.2 amd64をインストールしました。インストール時に add Python 3.10 to Pathをチェックしてインストールしています。  

3. Djangoインストール

コマンドプロンプトより、python -m pip install Django  

4. Django-irisのダウンロード

https://openexchange.intersystems.com/package/django-iris よりdjango-iris-0.1.x.zipをダウンロードし、c:\に展開  

5. Python DB-APIのインストール

コマンドプロンプトで4で展開されたディレクトリに移動し、whlファイルをインストールします。 pip3 install intersystems_irispython-3.2.0-py3-none-any.whl  

6. Django-irisのインストール

コマンドプロンプトより、以下のコマンドでインストールします。 pip install django-iris  

7. Djangoアプリの作成

Djangoの公式ページにあるチュートリアルに従ってアプリを作ってみました。 https://docs.djangoproject.com/ja/4.0/intro/tutorial01/ ただし、Databaseの設定部分で設定ファイル(settings.py)のDATABASESの部分を以下のように修正しています。

DATABASES = {
     'default': {
         'ENGINE': 'django_iris',
         'NAME': 'USER',
         'HOST': 'localhost',
         'PORT': 1972,
         'USER': '_SYSTEM',
         'PASSWORD': 'password',
     }
 }
Toshihiko Minamoto · 3月 8, 2022 記事へ

Ohataさん
こんにちは。
もしかすると、自己解決されているかもしれませんが、
ビジネスサービスの「設定」タブの「追加の設定」にあるスケジュールに、
作成されたスケジュール仕様を選択すれば、その時間帯だけ稼働するかと
思います。

Toshihiko Minamoto · 5月 29, 2022 記事へ

Ohataさん、こんにちは。

既に解決されているかもしれませんが、記述されていた通り、スタンドアロン環境ではパッケージをインストールできませんので、以下の手順でインストールする必要があるかと思います。

1. インターネット環境にて必要なパッケージ(.gzファイル)をダウンロードする  

irispip download -d c:\intersystems\iris\mgr\python --no-binary :all: <パッケージ名>

c:\InterSystems\IRIS\mgr\pyhtonフォルダにパッケージ(tar.gz形式)のファイルが作成されます。

2. スタンドアロン環境にパッケージをコピー

3. スタンドアロン環境にてパッケージをインストール

irispip install c:\intersystems\iris\mgr\python\<パッケージファイル名>

以下のサイトを参考にしました。

https://qiita.com/analytics-hiro/items/2565adbb2c900e6738cd

Toshihiko Minamoto · 6月 14, 2022 記事へ

Ohataさん、
こんにちは。
ちょっと調べてみたのですが、
UPDATE文に%NOJOURNというオプションがありますので
    UPDATE  %NOJOURN table SET counter = counter + 1 WHERE name='xxx'
のように記述いただくと、その更新はロールバックを無視します。
よろしくお願いします。

Toshihiko Minamoto · 6月 17, 2022 記事へ

Ohataさん
こんにちは。
残念ながら、ミラーリングですと、%NOJOURNキーワードは無視されるようです。
その他の方法を探してみたところ、ObjectScriptから実行することになりますが、
$SYSTEM.Process.TransactionsSuspended()でトランザクションを一時停止すると、その間の更新はバックアップサーバに値は転送されますし、ロールバックしても戻らなくなりました。

まず、JRNTEST.Testテーブルに2行追加します。
USER>s r=##class(%SQL.Statement).%ExecDirect(,"insert jrntest.test set p1=1")
USER>s r=##class(%SQL.Statement).%ExecDirect(,"insert jrntest.test set p1=1")
トランザクションを開始します
USER>s r=##class(%SQL.Statement).%ExecDirect(,"start transaction")
トランザクションを一時停止します。
TL1:USER>d $SYSTEM.Process.TransactionSuspended(1)
ID=1のレコードのカラムP1の値をインクリメントします。
TL1:USER>s r=##class(%SQL.Statement).%ExecDirect(,"update jrntest.test set p1=p1+1 where id=1")
トランザクションを再開します
TL1:USER>d $SYSTEM.Process.TransactionSuspended(0)
ID=2のレコードのカラムP1の値をインクリメントします。
TL1:USER>s r=##class(%SQL.Statement).%ExecDirect(,"update jrntest.test set p1=p1+1 where id=2")
現在値を確認します。
TL1:USER>do ##class(%SQL.Statement).%ExecDirect(,"select * from jrntest.test").%Display()
ID      p1
1       2
2       2

2 Row(2) Affected
ロールバックします
TL1:USER>s r=##class(%SQL.Statement).%ExecDirect(,"rollback")
現在値を確認します。
USER>do ##class(%SQL.Statement).%ExecDirect(,"select * from jrntest.test").%Display()
ID p1
1 2
2 1

2 Row(s) Affected

よろしくお願いします。

Toshihiko Minamoto · 8月 16, 2022 記事へ

Kobataさん、こんにちは。
すみません、知見があるわけではないのですが、Ubuntu 22.04はIRIS 2022.2からサポートされる予定ですので、
2022.2 プレビュー版をdocker上で動作させるか、2022.2の製品版が出てからUbuntu上にインストールいただいた方が無難かと思います。
ただ、2022.2はCDリリースですのでadhocを出すことができませんので、adhocが必要なケースが想定されるのであれば、Ubuntu 20.04 LTSを利用された方が良いかと思います。 
よろしくお願いします。