IRISから他DDLのデータを参照したり取り込んだりする場合、各DDLのデータ型はそれと同等の InterSystems IRIS データ型にマッピングされます。
マッピングの定義は、管理ポータル、および、下記ドキュメントページでご確認いただけます。
管理ポータル:[システム管理] > [構成] > [SQLとオブジェクトの設定] > [システムDDLマッピング]
IRISから他DDLのデータを参照したり取り込んだりする場合、各DDLのデータ型はそれと同等の InterSystems IRIS データ型にマッピングされます。
マッピングの定義は、管理ポータル、および、下記ドキュメントページでご確認いただけます。
管理ポータル:[システム管理] > [構成] > [SQLとオブジェクトの設定] > [システムDDLマッピング]
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
メソッドの実装に使用する言語を明示する場合は、下記のようにメソッドキーワードで「Language=~~~」と指定します。
Method name(formal_spec) As returnclass [ Language = language ]
{ //implementation }指定できるLanguageの値は下記のとおりです。
上記の通り、ObjectScriptで記載する場合は、「Language=objectscript」と指定します。
但し、CSP内の<SCRIPT>タグ内で指定する場合は、下記の通り、「LANGUAGE=’cache’」と指定することにご注意ください。
<SCRIPT LANGUAGE='cache', ~~~>
※CSPページは、IRISでは非推奨の機能です。
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※Caché/Ensembleの「CSPゲートウェイ」は、IRISでは「Webゲートウェイ」と名称が変更されています。
これに伴い、サービス名も、「%Service_CSP」 ⇒ 「%Service_WebGateway」となっています。
以下は、IRISベースの名称で記載しておりますので、適宜読み替えてご参照ください。
Webゲートウェイ・レジストリとその関連クラスを使用すると、Webゲートウェイのインストール環境の確認、および、設定値の変更が可能です。
関連するクラスは、以下になります。
%CSP.Mgr.GatewayRegistry
%CSP.Mgr.GatewayMgr
例えば、以下は、アクティブなWebゲートウェイのインストール環境(リストの1番目)の情報を書き出しています。
Set reqistry = $system.CSP.GetGatewayRegistry()
Set gateways = reqistry.GetGatewayMgrs()
Set gateway = gateways.GetAt(1)
Write gateway.IPAddress," : ",gateway.Port," : ",gateway.Version↓(結果)
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サーバのIPアドレスやマシン名は、%SYSTEM.INetInfoクラスのメソッドで取得することが出来ます。
set hostname=$System.INetInfo.LocalHostName() //マシン(ホスト)名set ip=$system.INetInfo.HostNameToAddr($system.INetInfo.LocalHostName()) //IPアドレス これはInterSystems FAQサイトの記事です。
指定した文字列式のうち指定したフィールド幅(半角での文字数)に収まる文字数を取得する関数:$ZPOSITIONと、部分文字列を返す関数:$EXTRACTを組み合わせることによって、全角/半角混在文字列から、指定された幅の文字列を取得することが出来ます。
※$Extractは文字単位で処理を行いますので、全角/半角を区別した取り扱いはできません。
構文:
$ZPOSITION(<文字列式>, <フィールド幅>, <全角文字に使用するピッチ値(デフォルトは2)>)
$EXTRACT(<文字列>, <開始位置>, <終了位置>)
例:
//指定した文字列(str)のうち、全角=2/半角=1 の幅として、フィールド幅10(半角10文字分)に含まれる文字数を取得
USER>set str="あい1234うえお"
USER>write$ZPOSITION(str,10,2)
7//指定した文字列(str)のうち、全角=2/半角=1 の幅として、フィールド幅10(半角10文字分)に含まれる文字列を取得
USER>write$extract(str,1,$zposition(str,10,2))
あい1234う
$ZPOSITION、$EXTRACTの詳細については、下記各ドキュメントページをご確認ください。
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InterSystems製品では、%Installerユーティリティによりインストール・マニフェストを定義することができます。これを利用することにより、複雑な構成設定を自動化することが可能になります。
これは特に、複数の同様なアプリケーションデプロイを行うときに大変有効です。
インストール・マニフェストの詳細については、下記のドキュメントページをご参照ください。
インストール・マニフェストの作成および使用
また、下記の トピックでも、詳しく記載されています。
%InstallerでInterSystems Cachéにアプリケーションをデプロイする
※記事ではCachéについて記述していますが、内容はIRISでも同様です。
これは、InterSystems FAQ サイトの記事です。
HTTPプロキシサーバまたは負荷分散装置(ロードバランサ)を経由してウェブサーバに接続するクライアントの送信元IPアドレスを特定する際は、HTTPヘッダ:X-Forwarded-For (XFF) を取得しますが、IRISでは以下で取得できます。
set ip = %request.GetCgiEnv("HTTP_X_FORWARDED_FOR")これは、InterSystems FAQ サイトの記事です。
InterSystems製品は、二要素認証をサポートしています。
下記ドキュメントページに詳細について記載がありますので、ご参照ください。
2要素認証
以下、例として、スマートフォン用認証アプリを用いて、IRIS上のCSPアプリケーションの2要素認証を行うための設定方法を解説します。
これは、InterSystems FAQ サイトの記事です。
小数点桁数を指定しない単純な整数への切り上げ・切り捨ては、それぞれ、以下の関数で実行できます。
(SQL関数)
(ObjectScript関数)
切り上げ: $system.SQL.Functions.CEILING()
切り捨て: $system.SQL.Functions.FLOOR()
※バージョン2021.1以前は以下のメソッドを使用します。
切り上げ: $system.SQL.CEILING()
切り捨て: $system.SQL.FLOOR()
小数桁数を指定して切り上げ・切り捨てを行いたい場合は、2つの関数を組み合わせ、以下のようなメソッドを作成して対応します。
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ウィンドウ関数は、結果セットを部分的に切り出した領域に集約関数を適用できるもので、WHERE GROUP BY および HAVING 節が適用された後、SELECT クエリで選択された行に対して作用します。
IRIS/IRIS for Health 2021.1からサポートしています。
サポートされるウィンドウ関数は以下の通りです。
詳細については、下記ドキュメントページをご確認ください。
ウィンドウ関数の概要
関連記事:IRIS SQLでは OFFSET/LIMIT句のような機能をサポートしてますか?
IRIS SQLクエリで取得した結果セットのランキング(順位)を算出する方法
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管理ポータルの [システムオペレーション] > [ジャーナル]のページで実行できる、 整合性チェックの実行や、サマリーの表示は、%SYS.Journal.File クラスのメソッドやクエリでも実行することができます。
以下、実行例です。
※全て、%SYSネームスペースで実行します。
(1) 整合性チェック
(2)サマリー
これは、InterSystems FAQ サイトの記事です。
システムログ(messages.log/cconsole.log)に出力される、
というログは、機能トラッカというタスクが出力しているメッセージです。
このタスクは、弊社がユーザ使用状況の統計を取得する為のデータ送信タスクになります。
エラーは弊社と通信が行われてない為に発生しています。
機能トラッカの詳細については下記ドキュメントをご確認ください。
機能トラッカによる使用量統計の収集
このタスク自体は、アプリケーションやシステムの動作自体に関連はありませんので、メッセージが出ていても影響はありませんが、タスクを無効にすることもできます。
機能トラッカのタスクを無効にする手順は以下の通りです。
1. 管理ポータルで、[システム操作]→[タスクマネージャ]→[タスクスケジュール] を選択
2. 機能トラッカの行を見つけて、[機能トラッカ] を選択
3. タスク詳細のページが表示されたら、[一時停止]
4. [タスク実行が一時停止された場合にタスクを再スケジュールしますか?] という質問に適切に回答
→ いいえ
5. [このアクションをすぐに実行する] を選択、タスクを停止
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
SQLでクエリ実行時、ORDER BYで並べ替えをする場合、各RDBMSによって、照合順が異なることがあります。
たとえば、NULLと空文字の混じった文字列のカラムを並べ替える場合、
IRIS SQLでは、既定の照合順は下記のようになりますが、
Oracleでは、下記のような照合順になります。
複数のDB由来のデータを取り扱う際には、このような照合順の違いを合わせたい場合があります。
IRISの場合、既定の文字列照合はSQLUPPERですが、照合タイプを変更することによって、照合順を変えることが出来ます。
ドキュメント:照合
上記のIRIS SQLとOracleの違いを合わせるためには、照合タイプを「SQLSTRING」に設定し、インデックスを作成します。
Property TestColumn As%String(COLLATION = "SQLSTRING");
Index IdxTest On TestColumn;これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
クライアントーサーバ接続を担当するスーパーサーバで、SSLバージョン3とTLSバージョン1での通信が可能です。
このオプションを利用することで、通信上のデータを暗号化できます。
その他、Kerberosを使うことで通信上の暗号化も可能です。
これはInterSystems FAQサイトの記事です。
大量の更新を行うプログラムで、処理途中に何らかの問題が発生してもデータを初期化して再度実行することができる状況では、プロセスレベルでジャーナリングを無効/有効に変更することが可能です。
※但し、トランザクションのロールバックにはジャーナルが必要ですので、ロールバックを正しく動作させたい場合にはこの方法は使用しないでください。
以下のコマンドを使用します。更新処理の開始と終了(またエラー処理での終了)の際に以下のコマンドを追加します。
//ジャーナリング無効化(停止)do DISABLE^%SYS.NOJRN
//ジャーナリング有効化do ENABLE^%SYS.NOJRN
【注意】
こちらの機能は、ミラーリング対象のデータベースには使用できません。
DISABLE^%NOJRN を使用してジャーナリングを無効にしても、ミラーリングされたデータベースに影響はありません。
詳細は、以下のドキュメントをご参照ください。
ドキュメント:DISABLE^%NOJRN を使用したプロセス・レベルでのジャーナリングの管理
これはInterSystems FAQサイトの記事です。
ISCLOG を有効にすることにより、CSP(REST)アクセスに関連するログ情報を収集できます。これを使用して CSP(REST)でのトラブル時の調査を行うことが可能です。
◎このツールをトラブルシューティングに使用する場合は、基本的に、エラーを(意図的に)再現できる状況で使用します。
他のウェブアクセス等がない状態で、単体実行してエラーを発生させ、このログを取得して調査します。
手順は以下のとおりです。
① ログをクリアします。
//IRISKill^ISCLOG//CachéKill^%ISCLOG
② ロギングレベルを設定します。
Set^%ISCLOG=3
③ CSPでエラーになる処理を行います。
これはInterSystems FAQサイトの記事です。
質問:
オンラインバックアップの保存先にネットワークドライブ(NAS等)を指定することはできますか?
回答:
バックアップの保存先に指定することはできますが、推奨はしておりません。
推奨しない理由は、
オンラインバックアップの最終フェーズにDBアクセスを禁止して処理が実行されますが、 このとき、万一ネットワークエラー等でバックアップ処理がハングアップすることがあれば、システム全体に影響が及ぶリスクがあるからです。
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質問:
データベースファイルが存在するフォルダ全体をコピーしたとき、コピーしたデータベースファイルをマウントできません。なぜですか?
回答:
コピーした データベースファイル(iris.dat / cache.dat)のあるフォルダに、拡張子lck(iris.lck / cache.lck)のファイルが存在していないでしょうか?
InterSystems製品を停止せずに(もしくは、ディスマウントせずに)データベースファイルをコピーした場合、コピー前の情報を保持したままの lckファイルが残ってしまい、コピー後にマウントできない状況になります。
また、InterSystems製品を停止せずにコピーしたデータベースファイルは正しい状態ではないので、問題が生じる可能性があります。
コピー元のInterSystems製品を停止(もしくはディスマウント)した後、再度データベースファイルををコピーし直してください。
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
2024.1以降のバージョンにおいて、組み込みPython実行時のPythonのバージョンを自由に選択できるようになりました。(フレキシブル Python ランタイム機能)
これにより、新しいPythonバージョンへアップグレードや、特定のディストリビューションを使用する、などということが可能になります。
ドキュメント:フレキシブル Python ランタイム機能の概要
但し、オペレーションシステム及びIRISのバージョンによってサポート状況は異なります。
詳細は、下記ドキュメントページをご確認ください。
IRIS/IRIS for Health 2024.1
最新バージョン
※間のバージョンについては、それぞれ各バージョンのドキュメントをご確認ください。
また、Embedded Pythonの最新情報については、下記セミナー動画もご参考になさってください。
開発者向けオンラインセミナー:Embedded Pythonの新機能
※フレキシブルPythonランタイムについては、3'40"あたり~
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
質問:
データ容量を見積もる計算式はありますか?
回答:
正確に見積もるための計算式は残念ながらありません。
InterSystems IRIS Data Platformの場合、データ部に関してはデータを全て可変長で格納しますので、各フィールドの平均がどのくらいであるかという目安の数字で平均レコード長を求め、キー部分も同様の計算を行い、必要な容量の推測値を求める必要があります。
インデックス部に関してはキー圧縮されますので、データと同じような上記の計算を行った推測値よりは少なくなることが期待できます。 ただしその圧縮率はデータの特性に大きく影響されますので、どの程度少なくなるかは一概には言えません。
実データのサンプル(例えば、1万件のデータ)をロードし、その時点でのサイズを確認して想定される件数分のデータ容量を推測するというのが現実的な方法となります。
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
InterSystemsでは、以前は、OSの特定リリースに対して製品の検証は実施しておりませんでしたが、
バージョン2022.1以降においては、OSのマイナーバージョンに対する検証を実施しております。
最新のサポートプラットフォームの情報については、下記の記事をご確認ください。
※2024年12月現在の最新情報
InterSystems サポートプラットフォーム最新情報 Q4-2024
★最新情報は開発者コミュニティにて随時発信いたしますので、以降の状況については、上記記事の継続記事をご確認ください。
(ご参考)
以前の状況についてはこちら
Windowsのサービスパックの適用に対する製品サポートについて
Windows Serverのリリースの違いは、サポートバージョンに影響しますか?
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
インターシステムズは、特定のオペレーティングシステムのパッチやサービスパックに対して、製品の検証は実施しておりません。
これらの保証については、オペレーティングシステムベンダーが互換性を保証する限りにおいて、提供されます。
まれなケースで、インターシステムズの製品を稼動するために、特定のパッチやサービスパックを必要とするケースもあります。
その様な特別な状況の詳細は、サポートサーバプラットフォームに明記しています。以下ドキュメントをご参照ください。
明記されていない場合には、オペレーティングシステムベンダーが互換性を保証する限りにおいて、パッチやサービスパックもサポート対象となります。
※2022.1以降のバージョンにおいては、OSのマイナーバージョンにおいても検証を実施しております。
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
管理ポータルのグローバル変数表示ページでは、サブスクリプトレベルの範囲を指定して表示することが可能です。
各サブスクリプトレベルで、 <開始値>:<終了値> のように指定します。
開始値を省略すると先頭から終了値まで、終了値を省略すると指定値から最後までのグローバル変数を表示します。
《例》
(グローバル全体)
(第2サブスクリプトが"b"のデータだけを表示)

(第3サブスクリプトが300以上のデータを表示)

(第3サブスクリプトが50以下のデータを表示)
下記ドキュメントページも併せてご確認ください。
【ドキュメント】グローバル・データの表示
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
区切り識別子は、区切り文字で囲まれた一意の識別子です。
InterSystems SQL は、その区切り文字として二重引用符 「"」 をサポートしています。
一方、リテラル値を区切る場合は、一重引用符「'」を使用します。
例えば、下記のSQLにおいて、
①は、Nameの値が「AAA」という文字列である、という検索条件と解釈されますが、
②は、Name列 = AAA列、という結合条件と解釈されます。※実際にAAA列が無ければエラーとなります。
①
select * from Samle.Person
whereName = 'AAA'
②
select * from Sample.Person
whereName = "AAA"
リテラル値(文字列、数値)を示す区切り文字として二重引用符「"」を使用したい場合は、
下記を実行し、この区切り識別子サポートするためのオプションを無効にします。
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
既定では、InterSystems製品で表すことのできる日時の最小値は、1840年12月31日 0時0分0秒 です。
USER>write$ZDATETIME("0,0")
12/31/184000:00:00 ですが、アプリ内での用途や、他DBからの登録などで、それよりも前の日付時刻を登録する必要がある場合があります。
その場合には、日付日時のプロパティに、MINVAL(最小値)を設定することでサポートできます。
下記は、%DateTime型、%TeimaStamp型のプロパティに、最小値:西暦1年1月1日0時0分0秒と設定したものです。
Property TestDateTime As %DateTime(MINVAL = "0001-01-01 00:00:00");Property TestTimeStamp As %TimeStamp(MINVAL = "0001-01-01 00:00:00");※2023.3および2024.1以降のバージョンでは、%DateTime型のMINVALの設定は必要なく、1840年12月31日 0時0分0秒より前の日時でも問題なく登録できます。%TimeStamp型の場合は、引き続き設定が必要です。
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
IRIS/IRIS for Health2024.1以降のバージョンのSQLで、JSON_TABLE関数がサポートされています。
【ドキュメント】JSON_TABLE(SQL)
これを使用することにより、JSON形式データを表形式で取得することが出来ます。
【例】郵便番号情報を外部から取得し、表形式にマッピングする。
(取得データ(JSON))
{
"message": null,
"results": [
{
"address1": "東京都",
"address2": "新宿区",
"address3": "西新宿",
"kana1": "トウキョウト",
"kana2": "シンジュクク",
"kana3": "ニシシンジュク",
"prefcode": "13",
"zipcode": "1600023"
}
],
"status": 200
}(SQL例)
※下記の実行には、SSL構成が必要になります。事前に構成を作成して、その構成名を使用してください。
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
Pythonで、IRISサーバ外部から、IRISの処理を呼び出したりIRISのデータを扱いたい場合には、Native API for Pythonを使用します。
モジュールのインポートは、
import irisnative
で、行います。
詳細は、下記ドキュメント及び、各関連トピックをご参照ください。
[ドキュメント] InterSystems Native SDK for Python
一方、IRISサーバ内からPythonでIRISにアクセスする場合は、組み込みPython(Embedded Python)を使用することができます。
モジュールのインポートは、
import iris
で行います。
詳細は、下記ドキュメント、及び、各関連トピックをご参照ください。
[ドキュメント] 組み込みPython
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
【任意のXMLドキュメントの読み込み】
任意のXMLドキュメントの読み込みを行うには、%XML.TextReaderクラスを使用します。
Parseメソッド(※ドキュメントがファイルの場合はParseFile())を使用してドキュメントをパースし、各ノードのプロパティを取得します。
例えば、下記のXMLの場合、
各赤枠が、"ノード"の単位となり、
下記のようなイメージで取得することができます。
これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
以下の様な方法で、グローバルのインポート/エクスポート処理をプログラムに組み込むことができます。
1. グローバルエクスポート方法
1.1 XML形式でのエクスポート
グローバルをXML形式のファイルにエクスポートする場合、$system.OBJ.Export() を使用します。 1.1.1. 指定したグローバルをエクスポートする場合
エクスポート対象グローバルを グローバル名.gbl で指定します(先頭の ^ は不要)。
例:
Do$system.OBJ.Export("a.gbl,b.gbl","c:\temp\globals.xml",,.errors)結果については、errors に格納されます。
$system.OBJ.Export() の詳細は%SYSTEM.OBJクラスのクラスリファレンスをご確認ください。
クラスリファレンス:%SYSTEM.OBJ
1.1.2. ネームスペース内の全グローバルをエクスポートする場合
%SYS.GlobalQueryクラスでグローバル一覧を取得し、それを $system.OBJ.Export() に渡してエクスポートを実行します。
例:
これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
オペレーティング・システム・ベースの認証(OS認証)では、OSのユーザ ID を使用して、IRISを使用するユーザを識別します。
インストール時に選択する初期セキュリティ設定=最小の場合は、予め、OSログインユーザと同一名のユーザをInterSystems IRIS に作成する必要があります。(パスワードは異なっていても構いません。)
初期セキュリティ設定=通常以上の場合は、インストールユーザ名(OSログインユーザ名)で、ユーザが作成されていますので、このユーザを使用することができます。別のログインユーザで実行したい場合は、同様にIRISユーザを同名で作成してください。
[インストール時の初期セキュリティ設定画面]
OS認証は、以下の3つのサービスに使用できます。
・コールイン (%Service_Callin)
・コンソール (%Service_Console) ※Windowsのローカル接続
・ターミナル (%Service_Terminal) ※Linux/Unixのローカル接続
※iris run(runw)/ccontrol run(runw) ではパスワード認証は使用できませんが、OS認証を使用してシステムにログインすることが可能となります。
OS認証を行うための設定手順は以下の通りです。