#グローバル

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グローバルは、InterSystemsデータプラットフォームに格納されている多次元スパース配列です。 InterSystems製品のすべては、クラス、テーブル、ドキュメント、コードなどのグローバルに格納されます。 ドキュメント

InterSystems公式 Seisuke Nakahashi · 10月 23

インターシステムズは、InterSystems IRIS® data platformInterSystems IRIS® for HealthTMHealthShare® Health Connect のメンテナンスバージョン 2025.1.2 および 2024.1.5 をリリースしました。今回のリリースでは、最近お知らせした以下の警告や勧告の修正が含まれています。

製品の品質改善のために、開発者コミュニティを通じてぜひご意見をお聞かせください。

ドキュメント

詳細な変更リストとアップグレードチェックリストはこちらのドキュメントをご参照ください(すべて英語, 2025.1):

早期アクセスプログラム (Early Access Programs; EAPs)

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InterSystems公式 Ayumu Tanaka · 1月 15

インターシステムズは、特定の $List シンタックスを使用することで不正なデータベースとジャーナルレコードが作成される問題を修正しました。この問題が発生する可能性は非常に低いものですが、発生した場合の影響は非常に大きなものとなります。

この問題は、以下の製品およびそれらベースとしたその他のインターシステムズ製品に存在します:

  • InterSystems IRIS® : 2023.3, 2024.1.0, 2024.1.1, 2024.1.2, 2024.2, 2024.3
  • InterSystems IRIS® for Health: 2023.3, 2024.1.0, 2024.1.1, 2024.1.2, 2024.2, 2024.3
  • HealthShare® Health Connect: 2023.3.0, 2024.1, 2024.1.1, 2024.1.2, 2024.2, 2024.3
  • HealthShare® Unified Care Record と関連製品: 2024.2

この問題はUnicode版の製品でのみ発生します。

以下のシンタックスでグローバル上のリスト形式データに新しい要素を追加する際に問題が発生します。

SET $LIST(<グローバル>, *+1) = 値

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記事 Toshihiko Minamoto · 2月 16, 2021 8m read

グローバルをクラスにマッピングする技術 (1/3)

グローバルをクラスにマッピングする技術 (1/3)

古くなった MUMPS アプリケーションに新たな生命を吹き込みたいとお考えですか?  以下にご紹介するステップを実行すれば、既存のグローバルをクラスにマッピングし、美しいデータを Object や SQL に公開できます。

本記事を含む合計 3 回の連載を通じてご紹介する簡単なステップを使えば、すべてのグローバル (特殊なものは除く) を Caché のクラスにマッピングできるようになります。  特殊なものについては、私が長年に渡って集めた様々な種類のマッピングを zip ファイルにまとめて提供いたします。  これは新しいデータを対象としたステップではありません。グローバルがないという方は、デフォルトのストレージをお使いください。

グローバルデータについて理解できないという方は、Support@InterSystems.com までデータをお送りください。喜んでサポートさせていただきます。

グローバルをクラスにマッピングするステップ。

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記事 Toshihiko Minamoto · 7月 5, 2023 39m read

この記事では、InterSystems IRIS の学習に関連したトピックについて、開発者コミュニティでの厳選された記事にアクセスすることができます。機械学習や Embedded Python、JSON、API と REST アプリ、InterSystems環境の構築と管理、DockerとCloud、VSCode、SQL、Analytics/BI、グローバル、セキュリティ、DevOps、インターオペラビリティNative API、それぞれでランク付けされたトップの記事を見ることができます。ぜひ、楽しみながら学んでください!  

機械学習

機械学習は、高度なデータ分析を構築し、優れた効率で手動活動を自動化するための必須技術です。既存のデータから学習する認知モデルを作成し、自己調整されたアルゴリズムに基づいて予測、確率計算、分類、識別、「非創造的」な人間の活動の自動化を実行します。

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記事 Tomoko Furuzono · 4月 11, 2023 2m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
%Library.GlobalクラスのExport()メソッドを使用してエクスポートする際に、エクスポート形式(第4引数:OutputFormat)を 7 の「ブロックフォーマット/Cachéブロックフォーマット(%GOF)」にした場合、マッピングされたグローバルはエクスポートできない仕様となっています(対象はネームスペースのデフォルトグローバルデータベースのグローバルのみ)。
マッピングされたグローバルを「ブロックフォーマット/Cachéブロックフォーマット(%GOF)」でエクスポートする為には、%Library.Global.Export()の第1パラメータにマッピング先のデータベースディレクトリを指定します。
実行例は以下の通りです。 

 set DB = "^^c:\InterSystems\Cache\Mgr\Test\"  ; "^^\<データベースフォルダーのパス>\"
 set sc = ##class(%Library.Global).Export(DB,"TESTGBL.gbl",FULLPATH,7,,"")
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記事 Mihoko Iijima · 4月 4, 2023 7m read

開発者の皆さん、こんにちは。

Python Native APIを利用すると、IRISにあるグローバル変数の参照/更新をPythonから行えたり、メソッドやルーチンをPythonから実行することができます。

この記事では「AWS Lambda の IRIS Python Native API IRIS」の記事を参考に、NativeAPIを利用してPythonからIRISに接続するAWS Lambda関数を作成する流れで必要となる、レイヤー作成と関数用コードの作成例をご紹介します。

※ 事前にAWSのEC2インスタンス(Ubuntu 20.04を選択)にIRISをインストールした環境を用意した状態からの例でご紹介します。

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記事 Toshihiko Minamoto · 10月 25, 2022 8m read

私が一番興味を持っているのは、組み込み Python におけるグローバルの使用についてです。
そこで、提供されている公式ドキュメントを確認しました。

#1 グローバルの導入
グローバルとは何かについての一般的な説明。 次の章につながっています。

#2 ObjectScript の詳細について
組み込み Python の記述はありません。
さらに先に進むと...

#3 組み込み Python

3.1 組み込み Python の概要
3.1.1 グローバルの使用

グローバルを使ったことなければ、素晴らしい内容です。
が、驚くほど原始的な例が使われています。
3.2 組み込み Python の使用
最後の望み: >>> でも、目に見えるものが何もありません
残念どころではありません! Python 用の IRIS Native API でさえ、もっと説明されています。
何を期待していたかと言うと...

グローバルノードの SET、GET、KILL

Native API: 基本的なノード操作  そして

$DATA()、$ORDER()、$QUERY() によるナビゲーション

Native API: nextSubscript() と isDefined() によるイテレーション
そこで、自分で調査し、リバースエンジニアリングを行って、実験しなければなりませんでした。

そしてわかったこと:

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記事 Mihoko Iijima · 6月 28, 2022 5m read

開発者の皆さん、こんにちは!

この記事では、Embedded Pythonをご自身の好きなタイミングで学習できる📚セルフラーニングビデオ📚の YouTube プレイリストをご紹介します!

👆こんな具合に👆学習内容別 Embedded Python セルフラーニングビデオを公開しています!

この記事では、これから Embedded Python でプログラミングを開始してみたい方向けに最適なビデオをご紹介します!
​​​​​​

◆ Embedded Python概要から学習を始めたい方はこちら👇

以下の内容を確認できるプレイリスト:1-Embedded Python概要編 - YouTube をご用意しています。

  • Embedded Pythonとは?
  • Python開発者から見た使い道(解説&実演)
  • IRIS開発者からみた使い道(解説&実演)

この後、実際の操作を試されたい場合は、次のプレイリスト:2-Embedded Python利用前の準備 - YouTube が最適です。

◆ Embedded Python利用前の準備 を知りたい方はこちら👇

操作を開始する前に、必要な利用前の準備についてご紹介しているプレイリスト:2-Embedded Python利用前の準備 - YouTube をご用意しています。

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記事 Mihoko Iijima · 4月 13, 2022 14m read

  

開発者の皆さん、こんにちは!

この記事では、InterSystems Global コンテストで見事優勝🏆された @Yuri Marx さんの作品をご紹介します!(ご本人が投稿された記事を使ってご紹介しますlaugh

InterSystems IRIS の「Global」はデータベースに格納される変数で、キーバリュー形式でアクセスできます。キーが複数ある場合は、配列の添え字を利用して階層のようなイメージで格納することもできます。

ここでご紹介する優勝作品は、配列をうまく利用した作品で、MindMapで書いた情報そのまま(見たまま)をグローバルに登録しています。

MindMapの表示部分については、オープンソースの Mind-elixir を使用されているようです。

ソースコードは OpenExchange で公開中で、git clone 後、 docker-compose up -d --build したらすぐ動きます!(docker 🐳ほんとに便利ですね!)

また、ご本人の解説ビデオも YouTube で絶賛公開中です!お手元で動かさなくてもどんな感じで Global が使われているか、どんな感じで Web アプリを作成されているのかを確認できますので、ぜひご覧ください!

Global の登録内容は 2:26秒辺りから、フロントエンドの解説は 3:11 辺りから

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お知らせ Mihoko Iijima · 3月 11, 2022

開発者の皆さん、こんにちは!

次のコンテストへの参加準備はよろしいですか? 19 回目の InterSystems オンラインプログラミングコンテストのテーマは・・・

🏆 InterSystems Global Contest 🏆 です!

(もう 18 回も開催してたんですね。びっくり ( ゚Д゚) いたしました)

応募期間は 2022年3月21日~4月3日 です。 

💰 賞金総額: $10K 💰

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記事 Megumi Kakechi · 3月 3, 2022 3m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
ある処理において、データを無期限に保存する必要がなくグローバルの強力な性能が必要になる場合に、IRISTEMP/CACHETEMP データベースに保存される一時グローバルが使用されます。
IRISTEMP/CACHETEMPデータベースはジャーナルされないので、一時グローバルの使用ではジャーナルファイルは作成されません。

IRISTEMP/CACHETEMP データベースは、システムで一時ストレージ用に使用され、ユーザも同じ用途で使用することができます。

一時グローバルとIRISTEMPデータベースの詳細については、以下のドキュメントをご覧ください。
一時グローバルと IRISTEMP データベース


一時グローバルとして使用されるグローバルには以下のようなものがあります。

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記事 Toshihiko Minamoto · 2月 1, 2022 5m read
これはIRIS 2020.2で動作するコーディングの例です 
最新バージョンとは同期していません。
また、InterSystemsのサポートによるサービスはありません

動作中のデモを確認できるデモビデオを以下で公開しています。https://youtu.be/dSV-0RJ5Olg

皆さんこんにちは
完全に新しいIRISイメージと**たった4行**のDockerコマンドを使って実行するイメージを使ってマイクロサービスのデモを行いましょう。 
2020年6月1日 - rcc

すべてのパーツを1つのコンテナイメージにまとめたコンパクトなオールインワンバージョンが公開されました。
詳細はこちら: IRIS-NativeAPI-Nodejs-compact
2020年5月24日 - rcc

Dockerを使った簡易インストールを追加しました。コンテキストを参照
2020年5月25日 - rcc

Linux & Windowsに最適な検証済みの強化スクリプトはこちら
https://github.com/rcemper/WSockClientMicroSV/blob/master/READMEwindows.MD
2020年5月26日 - rcc

このデモは、Caché用にすでに存在するNode.jsに基づくWebSocketクライアントを再設計したものです。 主に以下のような変更点があります。

  • 新しいIRIS Native API for Node.jsの使用。特にグローバル配列を操作する場合
  • 直接トリガーされたクライアントからサーバー設計への変更
  • マイクロサービス/マイクロサーバーの例として、結果を別のdockerイメージに配置
  • マイクロサービスの実行を制御するための単純なインターフェースをIRISに追加
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記事 Toshihiko Minamoto · 12月 14, 2021 5m read

着想: @Evgeny Shvarovとその記事より
Deploying InterSystems IRIS Embedded Python Solutions with ZPM Package Manager
このアイデアを発展させ、同じことを**Node.js.**のモジュールで行ってみました。
このケースは、私の「IRIS Native API for Node.js」の例に基づいています。

InterSystems IRIS はクライアントとしてネイティブでWebSocketsをサポートしているというわかりきった返答を期待して:
その通りです。そして、私がその昔書いた関連記事OEXのサンプルへのリンクはこちらです。

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記事 Tomoko Furuzono · 12月 13, 2021 1m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
 

グローバル単位でジャーナルのON/OFF設定を行いたい場合は、グローバルマッピング設定で、
 ・ジャーナルしたいグローバル ⇒ ジャーナルON(「はい」)のデータベースにマッピング
 ・ジャーナルしたくないグローバル ⇒ ジャーナルOFF(「いいえ」)のデータベースにマッピング
と、分けることで可能です。 但し、通常のデータベースは、ジャーナルOFF設定であっても、トランザクション中の更新についてはジャーナルファイルに記録されます。

一時グローバルを保存するIRISTEMP/CACHETEMPデータベースは、トランザクション中でもジャーナルファイルに記録されませんので、トランザクションデータもジャーナル記録したくない場合にはこれをマッピング先にすることも可能です。
但し、IRISTEMP/CACHETEMPデータベースは一時データベースであるため、インスタンス再起動でグローバルデータは失われますので注意が必要です。
一時グローバルと IRISTEMP データベース

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記事 Toshihiko Minamoto · 10月 20, 2021 4m read

インターネットを使うようになってから (1990年代後半)、PythonとIRIS グローバルを使ってブログを書いていますが、常にCMS (コンテンツ管理システム) でブログ、ソーシャルメディア、さらには企業ページに情報を簡単に投稿できるようにしていました。 数年後、自分がマークダウンファイルに収めて使ってきたすべてのコードをgithubに入れました。 ネイティブAPIでデータをIntersystems IRISに入れて永続化するのはとても簡単だったので、このアプリケーションを作成して少しSQLを忘れ、キー・バリュー・データベースモデルを受け入れることにしました! picture

ブログとは?

これはWEB LOGの略名で、基本的にはユーザーが書いてページに投稿、公開できるプラットフォームです。

マークダウンフォーマットとは?

マークダウンとは、フォーマットしたテキストを作成するマークアップ言語であり、HTMLより簡単で、多くのCMSプラットフォームで人気があります。

例:

# Header 1
## Header 2
### Header 3

結果:

Header 1

Header 2

Header 3

IRISで作成するメリットとは?

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記事 Toshihiko Minamoto · 9月 14, 2021 10m read

より産業向けのグローバルストレージスキーム

この連載の第1回では、リレーショナルデータベースにおけるEAV(Entity-Attribute-Value)モデルを取り上げ、テーブルにエンティティ、属性、および値を保存することのメリットとデメリットについて確認しました。 このアプローチには柔軟性という点でメリットがあるにもかかわらず、特にデータの論理構造と物理ストレージの基本的な不一致などによりさまざまな問題が引き起こされるという深刻なデメリットがあります。

こういった問題を解決するために、階層情報の保存向けに最適化されたグローバル変数を、EAVアプローチが通常処理するタスクに使用できるかどうかを確認することにしました。

パート1では、オンラインストア向けのカタログをテーブルを使って作成し、その後で1つのグローバル変数のみで作成しました。 それでは、複数のグローバル変数で同じ構造を実装してみることにしましょう。

最初のグローバル変数^catalogには、ディレクトリ構造を保存します。 2つ目のグローバル変数^goodには、店の商品を保存します。 ^indexグローバルには、店のインデックスを保存します。 プロパティは階層的なカタログに関連付けられているため、プロパティ用の個別のグローバル変数は作成しません。

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記事 Toshihiko Minamoto · 9月 9, 2021 10m read

はじめに

この連載の最初の記事では、リレーショナルデータベースのEAV(Entity–Attribute–Value)モデルを見て、それがどのように使用されて、何に役立つのかを確認しましょう。 その上で、EAVモデルの概念とグローバル変数と比較します。

原則として検索する必要のある、フィールド数、または階層的にネストされたフィールドの数が不明なオブジェクトがある場合があります。

たとえば、多様な商品群を扱うオンラインストアを考えてみましょう。 商品群ごとに固有の一意のプロパティセットがあり、共通のプロパティもあります。 たとえば、SSDとHDDドライブには共通の「capacity」プロパティがありますが、SSDには「Endurance, TBW」、HDDには「average head positioning time」という一意のプロパティもあります。

場合によっては、同じ商品でも別のメーカーが製造した場合には、それぞれに一意のプロパティが存在します。

では、50種の商品群を販売するオンラインストアがあるとしましょう。 各商品群には、数値またはテキストの固有のプロパティが5つあります。

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記事 Mihoko Iijima · 5月 27, 2021 2m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

HL7 メッセージの送受信を行うプロダクションでは、以下3個のグローバルが非常に大きくなることがあります。

グローバルの大きさを確認する場合は、^%GSIZEユーティリティを利用します。詳細は関連トピック/記事をご参照ください。

^EnsHL7.Segment
^EnsLib.H.MessageD
^EnsLib.H.MessageI

HL7メッセージは EnsLib.HL7.Message.cls で定義されます。
^EnsLib.H.MessageD はデータを保存するグローバル、^EnsLib.H.MessageI はインデックスを保存するグローバルです。

また、HL7メッセージは多数のセグメントで構成されており、メッセージデータを含むそれらのセグメントは ^EnsHL7.Segment に保存されます。

^EnsLib.H.MessageD グローバルの値は、^EnsHL7.Segment グローバルの添え字にリンクしています。

これらメッセージ関連のグローバルの削除については、任意の保持日数を指定して手動および定期的に削除することができます。
パージ(Purge)用ユーティリティについては、以下のドキュメントをご参照ください。

プロダクション・データのパージ【IRIS】

プロダクション・データのパージ

関連トピック/記事

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記事 Mihoko Iijima · 3月 26, 2021 1m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

管理ポータルを使用して確認する場合は、以下の手順で参照できます。

管理ポータル > [システムエクスプローラ] > [グローバル] の画面で、ネームスペースではなく データベース を指定し、IRISTEMP / CACHETEMP データベースを選択すると参照できます。

 

ターミナル上で確認する場合は、znspace(省略形:zn)コマンドのパラメータとしてネームスペース名ではなく、データベースディレクトリ名を指定することで該当データベースのみに存在するグローバルを参照できます。

IRISTEMP データベース上のグローバルを参照する場合、以下例のように移動します。

USER>zn "^^../IRISTEMP"
..iris\mgr\iristemp\>
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記事 Toshihiko Minamoto · 3月 15, 2021 16m read

InterSystems IRIS では、情報を格納する「グローバル」というユニークなデータ構造をサポートしています。 基本的に、グローバルとは、マルチレベルのインデックスを持つ永続配列であり、トランザクションの実行やツリー構造のスピーディなトラバーサルといった機能が備えられているほか、ObjectScript として知られるプログラミング言語にも対応しています。

ここから先、少なくともコードサンプルについては、グローバルの基礎を理解されているという想定のもとに話しを進めていきます。

グローバルはデータを保存するための魔法の剣です パート1
グローバルはデータを保存するための魔法の剣ですパート2 - ツリー
グローバルはデータを保存するための魔法の剣です パート3 - 疎な配列

グローバルは、普通のテーブルとは全く異なる構造でデータを格納し、OSI モデルの下位層で動作します。 それでは、グローバルを使ったトランザクションとはいかなるもので、どのような特性が見られるのでしょうか。

リレーショナルデータベースの理論では、ACID テスト (Wikipedia で ACID を参照する) に合格するトランザクションこそが、適切に実装されたトランザクションとされています。

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記事 Toshihiko Minamoto · 3月 1, 2021 11m read

グローバルをクラスにマッピングする技術 (4/3)

三連載のはずが 4 記事目に突入してしまいました。『銀河ヒッチハイク・ガイド』のファンという方はいませんか?

古くなった MUMPS アプリケーションに新たな生命を吹き込みたいとお考えですか? 以下にご紹介するステップを実行すれば、グローバルをクラスにマッピングし、美しいデータを Object や SQL に公開できます。

上の内容に馴染みが無い方は、以下の記事を初めからお読みください。

グローバルをクラスにマッピングする技術 (1/3)

グローバルをクラスにマッピングする技術 (2/3)

グローバルをクラスにマッピングする技術 (3/3)

この記事は Joel、あなたのために書きます!  前回の例で定義した親子関係を土台に、今度は孫クラスを作成し、^ParentChild グローバルに追加された季節情報を処理したいと思います。

前回と同じ免責事項:  これらの記事を読んでもグローバルがよく理解できないという方は、WRC (Support@InterSystems.com) までメールでお問い合わせください。喜んでサポートさせていただきます。

グローバルをクラスにマッピングするステップ。

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記事 Toshihiko Minamoto · 2月 25, 2021 9m read

古くなった MUMPS アプリケーションに新たな生命を吹き込みたいとお考えですか? 以下にご紹介するステップを実行すれば、グローバルをクラスにマッピングし、美しいデータを Object や SQL に公開できます。

上の内容に馴染みが無い方は、以下の記事を初めからお読みください。

グローバルをマッピングする技術 1

グローバルをマッピングする技術 2

この記事の例では、典型的な親子構造をマッピングする方法をお見せします。

前回と同じ免責事項:  これらの記事を読んでもグローバルがよく理解できないという方は、WRC (Support@InterSystems.com) までメールでお問い合わせください。喜んでサポートさせていただきます。

グローバルをクラスにマッピングするステップ。

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記事 Toshihiko Minamoto · 2月 18, 2021 9m read

 古くなった MUMPS アプリケーションの新たな生命を吹き込みたいとお考えでしたら、以下にご紹介するステップを実行すれば、グローバルをクラスにマッピングし、美しいデータを Object や SQL に公開できます。

今回ご紹介する例には、パート 1 ではカバーしなかった内容を 4 つないし 5 つ程度盛り込んでいます。 

その後は親子マッピングの例を紹介して完結となります。それを修得したらマッピングはもう完璧でしょう。

前回と同じ免責事項:  これらの記事を読んでもグローバルがよく理解できないという方は、WRC (Support@InterSystems.com) までメールでお問い合わせください。喜んでサポートさせていただきます。 

グローバルをクラスにマッピングするステップ。

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記事 Mihoko Iijima · 1月 29, 2021 4m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

%SYS.Journal.File クラスの ByTimeReverseOrder クエリ と %SYS.Journal.Record クラスの List クエリを使用して検索することができます。

それぞれのクエリの役割は以下の通りです。

A) %SYS.Journal.File クラスの ByTimeReverseOrder クエリ

ジャーナルファイル名を取得できます。ジャーナルファイル名の降順で結果が返ります。​​

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記事 Mihoko Iijima · 1月 29, 2021 2m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

システム提供の %SYS.GlobalQueryクラス の Size クエリーを使用することで取得できます。

使用例は、以下のサンプルコードをご参照ください。
※カラムやパラメータの指定はクラスリファレンスをご確認ください。

 set dir="C:\intersystems\iris\mgr\user" // IRIS.DAT(またはCACHE.DAT)フォルダ
 set rs = ##class(%ResultSet).%New("%SYS.GlobalQuery:Size")
 do rs.Execute(dir) // 第3引数でマスク指定も可
 while (rs.Next()) { 
   set gname= rs.Get("Name") // グローバル名
   set gsize= rs.Get("Used MB") // グローバルサイズ(MB)
   write gname," : ",gsize,!
 }

 

グローバル変数のサイズが大きい場合、取得時間がかかる場合もあります。その場合、Size クエリー 実行時、第 6 引数に 1 を指定してクエリを再実行してみてください。

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お知らせ Mihoko Iijima · 1月 11, 2021

開発者の皆さん、こんにちは!

第9回のマルチモデルコンテストの 続報 📣 の「テクノロジーボーナス」についてご紹介します。

  • InterSystems Globals (key-value)
  • InterSystems SQL
  • InterSystems Objects 
  • Your data model
  • ZPM Package deployment
  • Docker container usage

詳細は以下ご参照ください。<--break->

InterSystems Globals (key-value) - 2 points

InterSystems グローバルは、InterSystems IRIS に任意のデータを格納するために使用される多次元スパース配列です。
各グローバル・ノードはキーとみなされ、値(バリュー)を設定することができます。InterSystems IRIS は、グローバルを管理するための ObjectScript のコマンドや Native API を含む一連の API を提供しています。

ObjectScript または Native API を介してグローバルを使用すると、2 ポイント獲得できます。

ツール:

ドキュメント:

記事:

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記事 Toshihiko Minamoto · 11月 18, 2020 5m read

クラス、テーブル、グローバルとその仕組み

InterSystems IRIS を技術的知識を持つ人々に説明する際、私はいつもコアとしてマルチモデル DBMSであることから始めます。

個人的には、それが(DBMSとして)メインの長所であると考えています。 また、データが格納されるのは一度だけです。 ユーザーは単に使用するアクセス API を選択するだけです。

  • データのサマリをソートしたいですか?SQL を使用してください!
  • 1 つのレコードを手広く操作したいですか?オブジェクトを使用してください!
  • あなたが知っているキーに対して、1 つの値にアクセスしたりセットしたいですか? グローバルを使用してください!

これは短く簡潔なメッセージで、一見すると素晴らしく聞こえます。しかし、実際には intersystems IRIS を使い始めるたユーザーには クラス、テーブル、グローバルはそれぞれどのように関連しているのだろうか? 互いにどのような存在なのだろうか? データは実際にどのように格納されているのだろうか?といった疑問が生じます。

この記事では、これらの疑問に答えながら実際の動きを説明するつもりです。

パート 1. モデルに対する偏見。

データを処理するユーザーは多くの場合、処理対象のモデルに偏見を持っています。

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記事 Toshihiko Minamoto · 10月 27, 2020 14m read

秩序(順序)はだれにとっても必要であるが、皆が同じように秩序(順序)を理解しているわけではない (ファウスト・セルチニャーニ)

免責事項: この記事では、例としてロシア語とキリル文字を使用しますが、英語以外のロケールでCachéを使用するすべての方に関連のある記事です。この記事は主にNLS照合について言及しており、SQL照合とは異なることに注意してください。 SQL照合(SQLUPPER、SQLSTRING、照合なしを意味するEXACT、TRUCATEなど)は、値に明示的に適用される実際の関数であり、その結果はグローバルサブスクリプトに明示的に格納されることがあります。 サブスクリプトに格納されると、これらの値は当然、有効なNLS照合(「SQLおよびNLS照合」)に従うことになります。

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