記事 Megumi Kakechi · 11月 3, 2022 1m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

Question:

IRISという製品名を選んだのはなぜですか?

Answer:

IRISは、インターシステムズの製品開発者がソフトウェアを開発する際に常に念頭に置くべき以下の4つの原則の先頭文字を表しています。

  [I ]   Interoperable:他のソフトウェアと連携して動作すること
  [R ] Reliable:信頼性が高いこと
  [ ]   Intuitive:直観的に使用できること
  [ S ] Scalable:スケール(拡張性が高い)すること

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記事 Megumi Kakechi · 10月 13, 2022 4m read

以下、デプロイモード(配置モード)でプログラムを配布する方法を2つご紹介します。

① DB内のソースコードをデプロイモードでエクスポートする方法

② ソースコード用DBを用意してIRIS.datごとデプロイモードにする方法

①は、プログラムのみデプロイモードでエクスポート/インポートできるので、初回システム構築時はもちろん、プログラムの修正が発生した時などソースの一部のみエクスポートすることも可能となります。
②は、IRIS.dat ごとデプロイするので初回システム構築時に IRIS.dat のみ配置すればよく手順が単純です。

クラスがデプロイモードになると、そのクラスのメソッドとトリガのソースコードは削除されます。
クラスがデータ型クラスである場合、クエリキャッシュによって実行時にメソッド定義が必要になる可能性があるために、メソッド定義が保持されるのでご注意ください。

 

それぞれの方法について、詳しく説明します。
 

① DB内のソースコードをデプロイモードでエクスポートする方法

(1) 開発環境:Hidden属性をオンにして保存し、Deployモードでエクスポートします。
   ※こちらの操作は、移行先環境で行うことも可能です。必要に応じて設定するようにしてください。

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記事 Megumi Kakechi · 10月 6, 2022 4m read

Caché/Ensemble 時代からご使用のお客様にはなじみの機能だと思いますが、IRISには「システムがインスタンスのメッセージログ/messages.log(Cachéの場合は コンソールログ/cconsole.log) を監視し、ログ・レベル2(重大なエラー) 以上 のアラートを受け取るとメールを送信する」ログ・モニター機能があります。
この機能を使用すると、アラートログ (alerts.log)へのログ書き込み管理のほかに、メールを送信することもできます。

メール送信の設定は、^MONMGR ユーティリティを使用して簡単に行えます。

以下に、サンプルをご案内します。

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記事 Megumi Kakechi · 10月 3, 2022 1m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

Question:

InterSystems IRIS は 2フェーズコミットをサポートしていますか?

Answer:

サポートしていません。

2フェーズコミットはデータベースシステムがサポートしているだけでは十分ではなく、アプリケーションサーバ等の各実装が定めている2フェーズコミットのプロトコルを駆使して、アプリケーションを構築する必要があります。

また関連するシステムの全てのコンポーネントが対応している必要がある、ロングトランザクションには向いていないなど、現実に実装する局面では様々な制約事項があります。

2フェーズコミットは、技術面、設計および実装面、コスト面、性能面などハードルが非常に高いため、実際には限られた領域での利用に留まっています。

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記事 Megumi Kakechi · 9月 21, 2022 2m read

SQL ゲートウェイ接続を使用した、外部データベースへのアクセス方法についてご説明します。

手順は以下になります。
 

1. 外部ソースへの SQL ゲートウェイ接続の作成を行います

※こちらの例では、IRISの別インスタンスへの接続を試しています。 
※ODBCを使用される場合は、事前に
システムDSN(64bit)の準備が必要です。
管理ポータルより
 [システム管理] > [構成] > [接続性] > [SQLゲートウェイ接続] の 新規接続作成 ボタンをクリックします。

接続の種類を選択し、必要項目を設定します。以下のサンプルは、ODBC接続(別IRISインスタンスのDSN設定)を行っています。

     

※ODBC/JDBC 各接続定義の作成の詳細は、以下のドキュメントをご覧ください。
 JDBC 経由での SQL ゲートウェイへの接続
 ODBC 経由での SQL ゲートウェイへの接続

2. リンクテーブルウィザードを使用して、1で作成したSQLゲートウェイ接続に対してリンクテーブルを作成します

管理ポータルより
 [システムエクスプローラ] > [SQL] ページより、
  [ウィザード] > [リンクテーブル] をクリックしリンクテーブルウィザードを開きます。

 手順に従ってリンクテーブルを作成します。

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記事 Megumi Kakechi · 9月 9, 2022 3m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
外部バックアップ機能と、SANソリューションが提供するスナップショット(スナップクローン、ミラークローンなど呼び方はベンダ毎に異なります)などのテクノロジを利用することで、バックアップ時のインスタンス停止時間を最短にすることができます。

操作手順概要は以下の通りです。

  1. 外部バックアップ用ユーティリティを利用して、データベースファイルへの書き込みを一時中断します(%SYSネームスペースで実行します)。
    %SYS>set status=##class(Backup.General).ExternalFreeze()
  2. 外部のスナップショットユーティリティを使用して、ファイルシステムのスナップショットを作成します。    
  3. データベースファイルへの書き込みを再開するため、外部バックアップ用ユーティリティを使用します。
    %SYS>set status=##class(Backup.General).ExternalThaw()
  4. バックアップメディアにスナップショットをコピーします。


【ご参考】
ExternalFreeze() の処理は以下のようになります。

 1.  ジャーナルファイルの切り替え
 2.  データベースバッファ上の書き込み待ちバッファをすべてデータベースファイルに書き出す
 3.  ライトデーモンをサスペンド状態にする

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記事 Megumi Kakechi · 9月 5, 2022 2m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
 

Web 経由でのイメージファイルのアップロード/ダウンロードを行うサンプルをご紹介します。
サンプルでは、以下の手順でファイルの「アップロード/ダウンロード」を行っています。

  1. Stream型のプロパティをもったクラスを用意する
  2. upload ボタン押下でイメージファイルをIRISサーバにアップロードする
  3. アップロードされたデータを %request.MimeData で受け取り CopyFromAndSave メソッドを使ってコピー&1 のクラスに保存する
  4. アップロードされたファイルを画面に表示する
  5. download ボタンを押下し、1 のクラスに保存したファイルをローカルにダウンロードする。


サンプルプログラムの使い方は次のとおりです。


最初のページでファイルを選択し go ボタンをクリックすると、次のページにアップロードされた画像が表示されます。

アップロードしたファイルをダウンロードしたい場合は、download ボタンをクリックしてください。

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記事 Megumi Kakechi · 8月 30, 2022 4m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
InterSystems IRIS Data Platform(以下IRISと表記)ではマルチモデルのサポートにより、データに対して様々なアクセス手法を使用することができます。

主だったアクセス手法としてダイレクトアクセスSQLアクセスオブジェクトアクセスがあります。
 

ダイレクトアクセス は、IRISのネイティブ構造であるグローバルと呼ばれるキーバリュー型のデータに直接アクセスする方法です。

SQLアクセス は、リレーショナルデータベースシステムにアクセスするための標準言語であるSQLを使用してデータにアクセスする方法です。

オブジェクトアクセス は、オブジェクト指向言語でオブジェクトを操作するための表記法として幅広く利用されるドット記法を使用してデータにアクセスする方法です。


ダイレクトアクセスとSQLアクセスおよびオブジェクトアクセスでは、処理の抽象度が異なります。

抽象度が高くなるに伴い、内部的な処理のオーバヘッドが増加するため、単純な1スレッド単位でのアクセススピードの速さについては、ダイレクトアクセスが、SQLアクセスとオブジェクトアクセスに比較して速い場合が多いです。

しかしながら、今後SQLアクセスに関してより高速に処理できるよう様々な開発が進行中です。

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記事 Megumi Kakechi · 8月 18, 2022 1m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

クライアントからターミナルにログイン(接続)できない時、ターミナル接続を可能にするサービスが有効になっていないことが原因として考えられます。

ターミナル接続を可能にするサービスが有効になっていないことが原因として考えられます。

管理ポータル :[ホーム] > [システム管理] > [サービス] 

有効になっていない場合は、リンクをクリックしてサービス定義編集画面を開き、"サービス有効"にチェックを入れて保存します。

もう一つの原因としてはOSのファイアウォールによりターミナル接続が遮断されている場合が考えられます。

リモートでターミナル接続される場合はファイアウォールの設定を無効にしてお使い下さい。

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記事 Megumi Kakechi · 8月 8, 2022 3m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
 

テーブル(クラス) のデータを削除する際に %KillExtent() というメソッドを使用すると、レコードを1ずつ削除するのではなく、データを格納しているデータグローバル、インデックス定義のグローバル(ノード) をまとめて 削除することができます。

kill^ISJ.xxxD
kill^ISJ.xxxI

のようにデータグローバルやインデックスグローバルをまとめて削除するのと同じような動作となります。
そのため、ジャーナルレコードへの出力は最小限になります。


使用例:

write##class(ISJ.xxx).%KillExtent()


ただし、トランザクション下で実行すると一括 Kill の場合でも保存されているレコードに応じたジャーナルレコードが生成されるのでご注意ください。

また、以下のドキュメントの注意書きにあるように、他クラス(テーブル)への参照などが含まれているクラスで実施されると整合性に問題が発生する場合がありますのでご注意ください。

%KillExtent() メソッド
 

こちらを必要なだけ記述したタスククラスを作成すると、タスクスケジューラから定期的に実行できます。
タスククラスの作成方法は、以下のトピックをご覧ください。

【FAQ】定期的に処理を実行する事は出来ますか?


【ご参考】

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記事 Megumi Kakechi · 7月 31, 2022 2m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
TRYブロック内で任意のカスタムエラーを発生させたい場合、以下のように throw で例外を渡すことが可能です。

以下のサンプルでは、Stcount が 1 より小さい場合にカスタムエラーを発生させています。

Class User.Test
{

ClassMethod ExceptionTest()
 {
    try
    {
      // : some codesif (Stcount<1) {
          throw##class(%Exception.General).%New(" ユーザ定義エラー","5001","ロケーション","エラー時のデータ")  
          // ユーザ作成エラーは5001以降
      }
    }
    catch ex
    {
      write"エラー #", ex.Code, ": ", ex.Name, " : ", ex.Location, " ", ex.Data
      return
    }
 }
}


上の例では、Stcount が 1 より小さい場合、以下のようなエラーが出力されます。

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記事 Megumi Kakechi · 7月 26, 2022 5m read

Embedded Python で Excel のデータを IRIS グローバルに格納する方法 では Excel データを pandas.DataFrame に取り込んで、それを InterSystems IRIS グローバルに保存する方法をご紹介しました。

今回は「lxml を使用し Web スクレイピングした表(テーブル)のデータを InterSystems IRIS グローバルに格納する」方法をご紹介します。


※以下は Windows 上の IRIS でのインストール方法になります。
 UNIX ベースのシステムでは、pip3 コマンドを使用してインストールします。詳細は ドキュメント をご覧ください。

最初に、irispip コマンドで必要なライブラリをインストールします。
今回は、pandas、lxml の2つのライブラリをインストールします。

>cd C:\InterSystems\IRIS\bin
C:\InterSystems\IRIS\bin>irispip install --target C:\InterSystems\IRIS\mgr\python pandas
C:\InterSystems\IRIS\bin>irispip install --target C:\InterSystems\IRIS\mgr\python lxml
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記事 Megumi Kakechi · 7月 3, 2022 2m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

バージョン2015.2以降から、Windows上のインストール環境では、サービス・アカウントを
 「Windowsコントロールパネル > 管理ツール > サービス > InterSystems IRIS/Cache Controller for XX」
の「ローカル・システムアカウント」から Windows の任意の管理者アカウントに変更した場合に <NOTOPEN> エラー または -1 が返ります。

この状況を回復するためには、以下2つの設定をする必要があります。

1. 「Windowsコントロールパネル > 管理ツール > サービス > InterSystems IRIS/Cache Controller for XX」
    のログオン設定を、「ローカルシステムアカウント」に戻す
2. irisinstall/cinstall  コマンドを使用してInterSystems IRIS サービス・アカウントを変更する


2 の手順は以下になります。

Windowsコマンドプロンプトを管理者権限で起動し、以下コマンドを使用して変更します。
この設定を有効するためには、インスタンスの再起動が必要です。

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記事 Megumi Kakechi · 6月 29, 2022 1m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

デフォルトではテーブルのカラムの順番はシステムが自動的に決定します。

順番を変更するにはクラス定義を行う際にプロパティ・キーワード SqlColumnNumber でプロパティ毎に明示的に順番を設定してください。

例:

Property Name As %String [SqlColumnNumber = 2];


ドキュメントは以下をご参照ください。

SqlColumnNumber


なお、SQLテーブル名を変えたい場合は SqlTableName 、カラム名(フィールド名)を変えたい場合は SqlFieldName を指定します。

ともに、永続クラスのみに適用されます。

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記事 Megumi Kakechi · 5月 31, 2022 4m read

InterSystems IRIS 2021.2 のバージョンより、Embedded Python を使用できるようになりました。

Embedded Python で Excel のデータを IRIS グローバルに格納する方法 では pandas.DataFrame のデータを InterSystems IRIS グローバルに保存する方法をご紹介しました。
こちらの記事では、その逆の「InterSystems IRIS グローバル($LB) を pandas.DataFrame に変換する」方法をご紹介します。

以下のようなグローバルを、Embedded Python を使用して DataFrame に変換します。

USER>zwrite^ISJ^ISJ=4^ISJ(1)=$lb("Name","Age","Address")
^ISJ(2)=$lb("佐藤","50","東京")
^ISJ(3)=$lb("加藤","40","大阪")
^ISJ(4)=$lb("伊藤","30","京都")


%Library.GlobalクラスのGetクエリ を使用して取得し、iris.sql.execを使用して DataFrame に格納する方法があります。
ただし、こちらの方法はリスト形式($LB)のまま DataFrame に変換します。

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記事 Megumi Kakechi · 5月 25, 2022 2m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
%SYS.Namespace クラスの List クエリで取得することができます。

次のようなルーチンを作成し、ターミナルで実行してください。


1. サンプルの作成

getnsp
   // ネームスペース一覧を取得する write "nsp:glo:rtn",!,!
   set statement=##class(%SQL.Statement).%New()
   set status=statement.%PrepareClassQuery("%SYS.Namespace","List")
   set resultset=statement.%Execute()
   while resultset.%Next() {
       write resultset.%Get("Nsp"),!
   }
   quit

 

2. ターミナルから実行

USER>do ^getnsp
%SYS
DOCBOOK
SAMPLES
USER


こちらの記事でご紹介しているクラスクエリを実行する方法は、様々なケースで応用できます。

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記事 Megumi Kakechi · 5月 6, 2022 1m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
InterSystems製品では、永続データは後で高速にランダムアクセスできるように、ある一定の規則に沿ってキー順にソートされて格納されます。

新しいノードが追加された場合、ノードが削除された場合、データの長さが変更された場合など、データの構造変化が起こる度に、その並び順を維持できるよう、また無駄な領域が発生しないように動的なデータの配置変えを実施します。

従って、常にデータはきれいに整理された状態で格納されるため、無駄な空き領域が発生しません。

これらの並べ替えの作業は、書き換えのコストのかかる処理ですが、InterSystems製品では、これらの処理はなるべくメモリ(キャッシュ)上で実行し、ディスクI/Oを軽減することにより、性能の劣化を抑えています。

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記事 Megumi Kakechi · 5月 6, 2022 1m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
InterSystems IRIS Data Platform(以下IRISと表記)はSQLのサポートをはじめ、リレーショナルデータベースとの高い互換性を有します。

さらに、IRISは多次元データエンジンをベースにしており、通常のリレーショナルデータベースシステムに比べて柔軟なデータ構造を持つことができ、一般的にパフォーマンス、スケーラビリティ、データ保守性に優れています。

また完全なオブジェクト指向をサポートしており、Javaなどのオブジェクト指向開発環境との親和性という点でも優れています。

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記事 Megumi Kakechi · 4月 17, 2022 4m read

InterSystems IRIS 2021.2 のバージョンより、Embedded Python を使用できるようになりました。
Embedded Python については、「Embedded Pythonを簡単にご紹介します」の記事をぜひご覧ください。

こちらでは、Embedded Python を使用して Excel のデータを IRIS グローバルに出力する方法をご紹介します。

最初に、irispip コマンドで必要なライブラリをインストールします。
今回は、pandas、xlrd、openpyxl の3つのライブラリをインストールします。

>cd C:\InterSystems\IRIS\bin
C:\InterSystems\IRIS\bin>irispip install --target C:\InterSystems\IRIS\mgr\python pandas
C:\InterSystems\IRIS\bin>irispip install --target C:\InterSystems\IRIS\mgr\python xlrd
C:\InterSystems\IRIS\bin>irispip install --target C:\InterSystems\IRIS\mgr\python openpyxl
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記事 Megumi Kakechi · 3月 31, 2022 1m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。


Windowsでは、変更することはできませんが、Unix系プラットフォームでは、iris rename コマンドを使用することで変更できます。

iris rename instname(現インスタンス名) newname(新インスタンス名)


iris rename コマンドの詳細は、以下ドキュメントをご参照ください
iris コマンドについて
 

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記事 Megumi Kakechi · 3月 23, 2022 3m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
ジャーナル・ファイルの処理でジャーナルファイルに記録されるタイプが、それぞれどのような状況下で記録されるのかについて説明します。

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記事 Megumi Kakechi · 3月 3, 2022 3m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
ある処理において、データを無期限に保存する必要がなくグローバルの強力な性能が必要になる場合に、IRISTEMP/CACHETEMP データベースに保存される一時グローバルが使用されます。
IRISTEMP/CACHETEMPデータベースはジャーナルされないので、一時グローバルの使用ではジャーナルファイルは作成されません。

IRISTEMP/CACHETEMP データベースは、システムで一時ストレージ用に使用され、ユーザも同じ用途で使用することができます。

一時グローバルとIRISTEMPデータベースの詳細については、以下のドキュメントをご覧ください。
一時グローバルと IRISTEMP データベース


一時グローバルとして使用されるグローバルには以下のようなものがあります。

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記事 Megumi Kakechi · 2月 23, 2022 1m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
現ジャーナルファイル名の取得は、ジャーナリング API を利用します。

##class(%SYS.Journal.System).GetCurrentFileName()


現ジャーナルファイルの使用量bytesの取得は、ジャーナリング API を利用します。

##class(%SYS.Journal.System).GetCurrentFileOffset()


実行例は以下の通りです。

%SYS>Write ##class(%SYS.Journal.System).GetCurrentFileName()
c:\journal\20110223.001
%SYS>Write ##class(%SYS.Journal.System).GetCurrentFileOffset()
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あわせて、以下の関連記事も是非ご覧ください。

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記事 Megumi Kakechi · 2月 13, 2022 2m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
各プロセスが消費しているメモリの内容は、Windowsリソースモニタの項目のワーキングセット、共有可能、プライベートで確認できます。

これらの内容は以下になります。

ワーキングセット プロセスが使用する物理メモリです。
         ワーキングセット(プライベート)とワーキングセット(共有可能)との合計です。 

共有可能               プロセスが使用する物理メモリ内で他のプロセスと共有可能なメモリです。

プライベート       プロセスが使用する物理メモリ内で他のプロセスと共有不可能なメモリです。


例えば、以下のようにメモリを使用しているプロセスがある場合、ほとんどは共有メモリになっているといえます。

ワーキングセット 5,341,472 = 共有可能 5,328,664 + プライベート12,808 (kb)


プロセスがアクセスする共有メモリは、データベースキャッシュおよびルーチンキャッシュで使用されているメモリ領域になります。

プロセスが大量にグローバルへのアクセスを行うと、データベースキャッシュへのアクセス量も多くなり、メモリ使用量の共有可能の数値が大きくなります。
(最大でデータベースキャッシュサイズまで大きくなります)

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記事 Megumi Kakechi · 1月 30, 2022 1m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

TRY-CATCHで行うことが可能です。
以下のように行ってください。

 #dim ex As %Exception.AbstractException
 TRY {
    "<何かエラーを発生させる処理>"
  }
  CATCH ex {
     do ex.Log()
  }


^%ETNを使用する場合は、^%ETNを呼び出す際にBACKエントリ(BACK^%ETN)から呼び出してください。


あわせて、以下の関連記事も是非ご覧ください。

アプリケーションエラー(^ERRORS)をコマンドで取得する方法
【FAQ】アプリケーションから明示的にエラー詳細情報をログ出力する方法を教えてください。

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記事 Megumi Kakechi · 1月 12, 2022 5m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
ミラージャーナルファイルの削除(パージ)のタイミングは以下のようになります。

・プライマリ・フェイルオーバー・メンバ

 以下の期限のうち長い方に該当するもの
 -ローカルジャーナルファイルの削除条件が満たされたとき ("ジャーナル設定の構成" を参照)  
 -バックアップメンバとすべての非同期メンバに受信されたとき
  ただし、非同期メンバが14日間(既定値)を経過してもジャーナルファイルを受信しない場合は、そのジャーナルファイルは削除対象になります。
  「既定の14日間」は、以下のコマンドで設定が可能になります。
  この保持期間を過ぎると、ジャーナルが削除されてしまいその非同期メンバでは同期が取れなくなるのでご注意ください。

%SYS>write ##class(SYS.Mirror).JrnPurgeDefaultWait(10)       // 引数で保持期間を渡す


・バックアップ・フェイルオーバー・メンバ およびすべての災害復旧 (DR) 非同期メンバ

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記事 Megumi Kakechi · 12月 9, 2021 3m read

これは、InterSystems FAQサイトの記事です。
 

【 管理ポータルへのパスワード認証設定方法 】

管理ポータルの、
 [ホーム] > [システム管理] > [セキュリティ] > [アプリケーション] > [ウェブ・アプリケーション]
で /csp/sys、および、/csp/sys/ 以下の各アプリケーション(/csp/sys/expなど) の編集画面を開き、“許可された認証方法” の、"認証なし" のチェックを外し、“パスワード” のみチェックをして保存します。

また、これと同様のことを、ターミナルから、^SECURITYルーチンを使用して実行することも可能です。
以下は/csp/sys/アプリケーションに対する実行例です。*実行は%SYSネームスペースで行って下さい。*

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記事 Megumi Kakechi · 11月 15, 2021 1m read

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

SELinuxの機能が有効になっているとファイルアクセス時にセキュリティコンテキストのチェックで permission エラーになります。

CSP のページについても同様に permission エラーになっているため、Apache にて 403 Forbidden エラーになります。  

以下の設定でSELinuxの機能を無効にすることで回避できます。

設定ファイル /etc/selinux/config の SELINUX=disableに設定し、OS の再起動を行います。

例:

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